竜宮門のあるこの寺には、会津藩家老・西郷頼母一家の墓があり、同邸内で自刃した西郷千恵子の辞世の句を記した「なよたけの碑」もあり、戊辰戦争の悲劇をとどめています。
なよ竹の碑は、戊辰の役に殉じた名前の解る233名の婦女子の偉業を留め、霊を慰めたものです。碑の歌は、か弱い婦女子の心をたまわぬ竹の節になぞらえながら、会津婦女子の精神の強さをうたいあげたものです。
慶応4年(1868)8月23日西軍が若松城下に侵入しました。西郷頼母は城中にありましたが、頼母の母律子、妻千恵子など家族9人と一族12人が戦いの足手まといとならないよう自刃し果てたのです。
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