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第一番
丈六薬師如来
真言宗豊山派
所在地/耶麻郡磐梯町字本寺・恵日寺 電話/0242-73-2320
御朱印所/恵日寺務所
磐梯山の爆発による会津の惨状を噂に聞いて、奈良で法相宗を学んだ
徳一が、人々を救おうと会津に入り、大同二年、磐梯山麓に丈六薬師
他を安置し、会津四郡に五つの薬師如来を祀りました。
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動画(ムービー)
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第二番
北山薬師如来
天台宗
所在地/耶麻郡北塩原村大字北山・大正寺 電話/0241-24-3629
御朱印所/大正寺務所
会津五薬師の一つでもあるこの北山薬師には「二つ児参り」の話が語
り継がれています。会津藩主の蒲生秀行の子亀千代丸の体が弱い事を
あんじ、けわしい山道のこの北山薬師を登り、帰り道途中にあった大
石の上にのせると、やがて生きかえったように元気になり下山したと
伝えられます。この大石は「子育て石」とも呼ばれ、また大正寺は
「峯の薬師」とも言われています。
二つ児参りの祭事は、大正寺近くの松音寺でも9月7日〜3日間開催されています。
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第三番
中善寺薬師如来
真言宗豊山派
所在地/喜多方市関柴三津井字堂ノ前・中善寺 電話/0241-22-9399
管理者・御朱印受所/佐藤進 兼務寺/会津若松市大町一丁目・弥勒寺
延慶三年(1310)4月、忍阿上人が耶麻郡関柴村に来て、開堂山中禅寺
を再興。薬師如来坐像は、八十八センチ余の寄木造漆箔押で、優雅で
円満たるご面相は人々の心をひきよせます。
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第四番
中央薬師如来
真言宗豊山派
所在地/河沼郡湯川村大字勝常字代舞・勝常寺 電話/0241-27-4566
御朱印所/勝常寺務所
会津五薬師の中央薬師堂と呼ばれ、勝常寺薬師堂、木造薬師如来および
両脇侍像の三躰、木造十一面観音立像、木造四天王立像、木造地蔵菩薩
立像、木造天部立像(伝虚空蔵菩薩像)が国重要文化財指定、木造地蔵菩
薩像が県重要文化財に指定されています。なお、収蔵庫の御開帳は、
4月から11月15日まで、午前9時から午後4時までとなっています。
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第五番
定徳寺薬師如来
真言宗豊山派
所在地/河沼郡会津坂下町大字中泉・定徳寺 電話/0242-82-4030
管理者・御朱印受所/武藤啓一 兼務寺/河沼郡湯川町勝常字代舞・勝常寺
薬師如来像は、大平洋戦争の混乱期に薬壷を失いましたが、平安時代
の作といわれ、県重要文化財に指定されています。定徳寺薬師如来像
は、小像ながら、やや幅広のご面相で、あごを小さく造り、両頬の肉
付は豊かで面奥が深く、一木造りの伝統的な技法を保存しています。
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第六番
上宇内薬師如来
曹洞宗
所在地/河沼郡会津坂下町大字大上・調合寺 電話/0242-83-3274
管理者・御朱印受所/斎藤文昭 兼務寺/河沼郡会津坂下町青津・浄泉寺
木造薬師如来像(国重要文化財)は、会津五薬師の一つといわれ、往時、
高寺山にあったとされる頃は、日光本尊と称し、その柔和なご面相は
十世紀後半の作といわれています。
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第七番
杉薬師如来
真言宗豊山派
所在地/河沼郡会津坂下町船形字北杉・薬王寺 電話/0242-82-2973
管理者・御朱印受所/小野吉衛 兼務寺/会津若松市大町一丁目・観音寺
薬師如来像は、桂材一木彫で、内くりも浅く古様です。明治の初期
には金泥漆箔に塗りかえられ坂下町重要文化財に指定されています。
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第八番
田子薬師如来
真言宗豊山派
所在地/会津美里町新屋敷字山王塚甲99 電話/0242-78-2811
御朱印受所/同村、佐藤商店 管理者/金田幸雄
兼務寺/北会津村下荒井・宝寿院
徳一大師が李の木を彫刻し、「李の薬師」と称されていました。後の
建久8年に、田子重兵衛という長者が李の薬師を尊び崇敬し、現在の
地に薬師堂を建立し、入仏供養をして守本尊としました。この後、人々
は田子薬師と称し、除病安楽、飢渇飽満等を祈願したといいます。
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第九番
中田薬師如来
曹洞宗
所在地/会津美里町中田・弘安寺 電話/0242-78-2131
御朱印所/中田観音寺務所
文永10年大沼郡佐布川に住する江河長者常俊の一女が死去し、悲哀
にくれた常俊は、姫の菩堤を弔おうと発願しました。十一面観音菩
薩、脇仏不動明王、地蔵菩薩を鋳像させ、翌年、大沼郡根岸中田村
に四門四面の観音堂を建立し安置しました。それが現在会津三観音
の一、中田観音の始まりです。
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第十番
延命薬師如来
天台宗
所在地/会津若松市神指町中四合字城戸・延命寺 電話/0242-22-3974
御朱印所/延命寺務所
安貞元年、密僧の雲覚が会津郡城戸村に来て、延命寺を創建しまし
た。天文二十一年に延命寺中興の祖と仰がれる僧春玄が入山し、会
津地方の大洪水による人民の飢渇の苦しみを去ることを願い、日夜、
薬師観音に祈り衆生を救おうとしたのです。
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第十一番
南方薬師如来
曹洞宗
所在地/会津若松市門田町堤沢字上村・慈光寺 電話/0242-26-2984
管理者/須藤利喜 兼務寺/会津若松市門田町黒岩南青木・滝沢寺
大同2年、磐梯山麓に恵日寺を創建したと伝えられる徳一は、前年大爆
発をおこした磐梯山の魔神に苦しむ衆生を救おうとし、鬼門にあたる所
を選んで五薬師祀り、民心安定・五穀豊穣を祈願しました。その五薬師
の一つである薬師如来像は、現在の広沢山慈光寺左側山道を登った、屯
台平山と呼ばれる山頂に祀られました。
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第十二番
高田薬師如来
天台宗
所在地/会津美里町橋爪・薬師寺 電話/0242-54-4876
御朱印所/薬師寺務所
薬師如来坐像の白豪・両眼は、はめこみの硝子で、仏躰は金箔押の翻
波式彫刻をもつ宝珠背を持ち、中央八葉であらわされています。
また堂宇には、十二神将像、如意観音像、木彫賓頭虜が併祀され、嘉
永年間の絵馬も現存しています。
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